厚木市森林組合の代表理事組合長に6月30日付で就任した 杉山 千秋さん 厚木市岡津古久在住 68歳
木独特の良さ広めたい
○…地域の森林を守り、豊かな森を次世代に残すことを使命に事業に取組む厚木市森林組合。新組合長としての抱負を「本当の意味で林業を循環産業として成立させたい。木を植えて、育て、切って、販売して、山の持ち主に還元できるように」と話す。その他にも森林整備事業、庭木・支障木の伐採、草刈り・剪定など、事業は多岐にわたる。どれも「力を入れたい」と意気込む。
○…組合には6年ほど前から関わっている。当時の理事から声をかけられたのがきっかけだ。「木にも興味があって引き受けた」と振り返る。木の良さを知ってもらおうと組合では、厚木市緑のまつりなど、地域のイベント等にも積極的に参加している。この7月から、アミューあつぎにある厚木市観光協会で木工作品の販売も始めた。「製造販売は森林整備と並んで柱にしたい事業。木独特の見た感じや触った感じの良さ。多くの人に広めたいね」と話す。
○…生まれも育ちも厚木市岡津古久。玉川小、玉川中の卒業生だ。高校は東海大相模でアーチェリーに励み、東海大では経営工学研究部でコンピューターのソフトを組んだり、マーケットリサーチに取組んだ。その後、流通業に長く務めた。家族は夫人と2人の息子。旅行が趣味で「最近は行けてないなぁ」とつぶやくと、「今は庭の草刈りが趣味かな」と笑って見せる。
○…「山や木に関する困りごとは森林組合で」というのが理想の姿だ。「専門家と組んで、相続などの相談の取次などもしたいね」と近い未来を描く。さらに、思いが強いのは人材育成。「森林施業プランナーなど、たくさんの資格所有者が組合にはいるけど、お客様の要望を具現化できる各分野のスペシャリストを育てていきたいね」。
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