▽「♪ハアー 丹沢連峰 大山仰ぎ 若鮎泳ぐ 相模川♪」と始まるあつぎ踊り。この踊りの普及をめざすあつぎ踊り推進の会が中心となり、このほど小学生を対象にした参加無料の教室を開くことになった。
▽この曲はもともと、2006年に市内の舞踊家が踊りのために作ったが(山中博作曲)、使用しなくなったため厚木市舞踊協会に提供。同協会で厚木市に相応しい歌詞に一部変更し、地元民謡歌手の丹山範雄の唄でCD化した。
▽せっかく作ったものの、しばらく日の目を見ることが無かったが、「ふるさと厚木がよく表現され、心に響くものがある。もっと広めよう」という声が、厚木市議会議員らから上がり、具体的にさまざまな催しで踊ってもらえるようにしていきたいと、市にも相談。補助金対象になり得ることを知り、市内で活動する舞踊の会が協力。「あつぎ踊り推進の会」を今春立ち上げた。
▽踊りを広めるためには子どもに踊ってもらい伝承していってもらうのが最適。さらに、舞踊愛好家の高齢者らが教えることで、子どもたちとのコミュニケーションの場にもなると、今回の無料教室開催に至った。参加するのは同推進の会のほか、輪踊りの会、楽舞踊会などのメンバー。指導に当たる1人は「子どもたちと一緒に踊れるなんて、それだけで楽しみ」と話す。まとめ役を果たす厚木市日舞会の望月知之会長は、「大衆的な踊りなので各地域の盆踊りなどで踊ってもらえたらうれしい。ふるさとを想う心の醸成にもつながるのでは」と話した。
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