地方に眠る原石を日本全国、世界に通用するヒット商品に育てる企画「にっぽんの宝物グランプリ」の全国大会が3月20日・21日に東京ミッドタウン日比谷内で開かれ、ヘルシー&ビューティー部門で、厚木市愛甲東の(有)富塚豆腐店の「Soy Bi(Soy 美)」が特別賞を受賞した。
(有)富塚豆腐店は、昨年12月3日に平塚信用金庫など圏央道沿い5信金らが主催して東京・中央区で開催された、地域の物産品からヒット商品を育てる企画「にっぽんの宝物プロジェクト」の地方大会「圏央道の宝物グランプリ」に厚木市から唯一出場。見事準グランプリを獲得し、先月行われた全国大会への出場を決めた。
とうふ屋が考える新商品 Soy Bi
同店が提案したのは、『とうふ屋が考える新商品 Soy Bi(Soy 美)』。
アレルギーや宗教上、健康上の理由などで食べられるものが制限される人にも食べられる商品を目指して開発されたもので、豆乳、豆腐、おから、大豆たんぱく、玉ねぎを主原料としている。
同店の富塚龍助専務は「和洋中の料理に使用でき、可能性は無限大。取引のあるホテルの料理人から『ほぼ豆腐なのにさらなる美味しさがある。しかもすべて自社製造だから今後絶対必要とされる』と太鼓判を押された」と話す。
全国大会では豆腐の持つ健康・美容効果に加え、様々な料理との組み合わせから生まれる可能性が評価され、ヘルシー&ビューティー部門〜美容・健康につながる商品〜で、特別賞に輝いた。
受賞について富塚専務は、「全国規模のコンテストで賞がいただけたことは素直にうれしい。これをきっかけに店が有名になると同時に、豆腐の良さを再認識してもらえたら。冷ややっこだけじゃなくて、いろいろな料理に味わいを添えるなど、形を変えてさらに美味しく食べていただきたい」と話す。
同豆腐店は1865年創業。創業当時から職人の技で美味しい豆腐を作り続け、県の豆腐五撰にも選ばれ、現在は高級料亭やホテル、関西地域にまで豆腐を卸している。
![]() Soy Bi(Soy 美)
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![]() Soy Biを使用した料理事例(トマトソース添え・包み揚げ・素焼き)
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