新型コロナワクチン コロナ対策特別委員 さとう 知一
私は医療従事者を守り「厚木市民」を守るために県議会で働いています。医療従事者等のワクチン接種率向上は大切です。
療養施設で発生
私は、新型コロナ対策特別委員ですので、休日であってもコロナ情報については、随時電話等で詳細に報告が入ります。
5月23日、県のコロナ宿泊療養施設(厚木市)に勤務する県職員と看護師の感染が確認されました。
26日、当該施設勤務の県職員、看護師、ホテル従業員、警備員59名へのPCR検査でクラスター発生が確認されています。
ワクチン未接種
同療養施設に勤務する看護師や県職員、従業員等は、コロナワクチンの接種を(24日現在)受けていません。ワクチンについては、市長等による「先行接種」が発覚し、大きく報道されています。
私は市民の理解を前提に「市長の先行接種」は問題ないと考えています。ただし、優先基準を明確にして「理解と共感」を得る努力が、大前提です。
抜け駆け接種
一方で「接種を受けて公表しなかったのは首長や政治家としての倫理を逸脱しているとの『後ろめたさ』や『役得』批判を恐れたからではないか」との強い指摘もあります。行政が市民に対し負担を強いる現状(店舗の時短営業等)において、市民の信頼と信用を得られるよう努力が求められます。
危機管理の問題
この点は、危機管理上も問題と指摘しています。つまり、ワクチン接種後の発覚は、抜け駆け的な印象を市民に与え、行政に対する信用の失墜にもつながります。「隠れて接種する首長に私たちの命を任せられるのか」と「疑念」を持たせ、危機管理上も問題があります。
このツケは「現場」で働く行政職員や医療従事者に対しての市民目線やモチベーション低下にもつながります。先行接種首長は、宣言し「堂々と」接種を受けるべきでした。
私の友人の妻は看護師としてコロナ病棟も含め勤務し、3人の幼い子を残して、急逝されました。
医療従事者やスタッフにも未接種が多くいる中で「破棄を避けるため」では理解が得られません。
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