清川村の宮ヶ瀬湖畔園地内にある宮ヶ瀬水の郷プロムナード展望台ステージで7月22日から、音楽イベント「宮ヶ瀬音の輪計画2021」が行われている。コロナ禍で活動が制限されているアーティストたちに活躍の場を設けるとともに、宮ヶ瀬を音楽で活性化させる取り組みだ。
このイベントは、宮ヶ瀬音の輪実行委員会と清川村を愛する有志の会が主催。取材に訪れた7月24日は晴天に恵まれ、宮ヶ瀬湖を一望するプロムナード広場には澄んだ夏空が広がっていた。
この日の出演は、平塚市出身のシンガーソングライター大野天翔さん。ギターの音色に乗せて、カバー曲やオリジナル曲など爽やかな歌声を披露した。強い日差しが降り注いだ会場だったが、音楽が響くと来場者たちがステージ前の木陰に集まり、歌声に耳を傾けていた。
新型コロナが広がり、ライブハウスが使用できなくなるなど活動の場を失うミュージシャンは多い。プロムナード広場は風通しも良く、三密は避けられる。大野さんは「活動できる場所があることは、本当にありがたいです」と笑顔を見せる。有志の会メンバーは「宮ヶ瀬に来ていただいた方へのせめてものおもてなしになれば。将来的に、宮ヶ瀬が『ストリートミュージシャンの聖地』になってくれたら嬉しい」と話す。今夏は7月31日(土)、8月1日(日)、15日(日)、22日(日)にも開催予定で、ステージの開演時間は昼12時頃から。なお、会場内では毎回、地元の特産品販売のブースなども設置される。
秋もステージ予定出演者を募集
この音の輪イベントは昨年から続くもので、音響設備やアーティストの紹介など、平塚市のヨネザワ楽器イベント事業部が制作として協力している。同社が手掛けるフラダンスイベントの縁で宮ヶ瀬と繋がり、「せっかくステージがあるのなら」と、イベントが企画された。同社の米澤松文代表取締役は「音楽で宮ヶ瀬水の郷の活性化に少しでもお役に立てば」と話す。
同社では、今年秋以降に予定されている音の輪イベントへの出演希望者を受け付けている。詳しくは、同社メールアドレス(【メール】madoguchi@yonezawa-gakki.com)に問合せを。
|
<PR>
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|