(公社)全日本不動産協会神奈川県本部さがみ支部支部長に就任した 久野 新一さん 相模原市在住 58歳
先入観にとらわれない
○…「良い伝統は残して、時代のニーズに合った活動を展開したい」。舵を取るさがみ支部は県内2番目の大所帯で、約360社が加盟。地域住民にとって安心で安全な不動産取引を支える団体を目指すには、会員間の垣根を越えた付き合いが不可欠と説き、「持ち前のコミュニケーション能力を発揮して、自分らしくリーダーシップをとりたい」と自然体で臨む。
○…人口減や高齢化などで増える空き家対策について、「税金面や補助金など、貸し手と借り手の双方にメリットのある制度の構築が必要」と考える。一方で、法律知識や煩雑な手続きなど『不動産取引』に対する世間のイメージを指摘。気軽に相談できる間口の広さが求められると訴え、「偉そうで敷居が高いではダメ」とし、「誰にでも分かりやすく丁寧に伝える姿勢で地域に根を張っていかないといけない」と力説する。
○…仕事と趣味に「先入観で壁をつくらない」とする信念を貫く。きっかけは『水は死ぬほど嫌』としていたスキューバダイビングの挑戦。「見たこともない景色が目前に広がって、先入観だけで敬遠していたことを水の中で反省したよ」と考え方をあらためた。これを機にジェットスキーや釣りなど趣味を広げ、マリンスポーツ好きを公言するに至った。
○…相模原市に社屋を構える(有)トータルハウジング久野の代表取締役で、来年は創業100年の節目を迎える。家族は妻と2男1女で、長男は父の背中を追って同社に入社。修行中の身として「仕事は自分で覚えろ」と突き放す。一方で長女に誕生した2人の子どもの前では祖父の顔も覗く。孫の前では自然と財布の紐が緩むといい、「厳しいのは親の役目、爺さんは甘くて良い」。白い歯がこぼれた。
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ロボット企業交流拠点ロボリンク神奈川県の「さがみロボット産業特区」の取組みで生活支援ロボット発展へ https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0604/robolink/index.html |
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