厚木市を拠点に活動するソフトボールの厚木SCが、7月17日から19日まで静岡県富士宮市で開催された第42回全日本クラブ女子ソフトボール選手権大会で準優勝。3度目の決勝進出で初優勝を狙いあと一歩届かなかったが、健闘が光った。
全日本クラブ女子ソフトボール選手権は、年一回夏季に開催されているクラブチームの日本の頂点を決める大会。クラブチームとは、「同一都道府県内に居住、または勤務(通学)する18歳以上(当該年度4月1日現在)によって編成されたチーム」(実業団チームと見間違うような名称は使用不可)。
厚木SCは2005年に創立。日本女子ソフトボールリーグに所属し、今シーズンは3部を戦っている。今シーズンのチームは10代の選手もおり、若手とベテランが融合。まずは2部昇格を目指して、スポンサー企業で働くなどしながら、日々練習を積んでいる。
今大会には県予選会を経て、4チームの関東地区代表として出場。21チームが参加する中、初戦の2回戦と続く準々決勝を無失点で勝利。準決勝では同じ関東地区代表のうぐいす会VONDS市原(千葉県)と対戦したが、シーソーゲームを制し決勝進出を決めた。
3度目の決勝進出
厚木SCの決勝進出は今回が3度目。過去2回はいずれも敗れており、日本一は悲願。決勝戦の相手は、福岡県の福太郎めんべい。緊張からか初回に3点を先制されるがすぐに反撃。2回に2点を取り1点差に迫る。しかし、3回に1点を追加され、結局そのまま試合終了。4対2で残念ながら初優勝を逃した。
厚木SCの大場彩香主将は「今大会はバッテリーを中心とした守備での踏ん張りや逆転勝利等、選手全員の諦めない気持ちが出ていた。優勝したい思いが強かった分とても悔しい。来年こそは日本一を取れるようがんばっていく」と悔しさを噛み締めた。
神田裕次監督は「先取点を取りリズムを作ってきたが、(決勝は)流れを作れなかった。全員が一つとなり勝利を積み上げることができたことは大きな収穫。日本一の目標は続く」とコメント。
また、荒尾芳夫代表は「日本リーグ所属3チームを含む非常にレベルの高い大会で準優勝は立派だと思う。コロナ禍で練習グラウンド用の土地を提供していただくなど、地元の皆様や後援会の方々の支援に感謝したい。神田新監督の下、来年こそチームの夢である全日本クラブ優勝へ向け進みたい」と話した。
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