7月10日付で厚木税務署長に就任した 木本 正樹さん 東京都調布市在住 56歳
「信頼される税務行政を」
○…7月10日付で厚木税務署長に就任した。初の署長職ながら、厚木市、愛川町、清川村の納税者サービスや税務調査、税の管理・徴収を担う署員88人をまとめる。「署の運営責任を果たしていきたい。コロナ禍でもあり、確定申告時のe―Tax申告やスマホ申告などを推奨するなど、納税者のさらなる利便性を推進していく」
○…北海道出身。高校卒業後、税関係や公務員といったこだわりは一切持っていなかったが、学びながら研修で手当てがもらえ、寮も完備ということから、税務大学校札幌研修所に進み、卒業後入庁。東京国税局の様々な課のほか、各税務署の主に所得税部門などで活躍してきた。法務省の租税訟務課にも2年ほど在籍。初めて裁判に立ち会う経験も。「幅広い知識が得られた」と笑顔だ。
○…現在は、東京の調布市で夫人と二人暮らし。サイクリングと旅行が共通の趣味で、コロナ禍前の時間があるときはロードバイクを愛車に積んで温泉へドライブ。現地で自転車も楽しんだそう。「収束したらまた楽しみたい」と話す。自身はお酒が好きで、いろいろな場所の地酒を飲むのも楽しみと言い、「こちらに赴任して、早速厚木の酒蔵さんのお酒を購入しました。美味しいですね」と茶目っ気たっぷり。「厚木とはこれまで縁がなかったので、状況が変わったら管内のお店などにもどんどんお邪魔して見聞を広めていきたい」と積極的だ。
○…「活気、活力のある職場を目指す。そのためにはコミュニケーションを取りやすい風通しの良い環境づくりを心がけたい」。納税者に向けては「信頼される税務行政の構築」に力が入る。取材時にわざわざ資料を取り出してわかりやすく説明してくれるなど、実直な人柄が垣間見れた。
|
|
|
|
|
|