▽小児がんや白血病、脱毛症、事故などにより髪に悩みを持つ子どもたちのため、髪の毛を寄付し、医療用ウィッグを病気と闘う子どもたちに無償提供する「ヘアドネーション(髪の寄付)」活動。現在では、その認知も広まり、多くの人が活動に協力している。厚木市下荻野の田崎直子さん(40)・理紗さん(11・三田小5年)親子も、そんな子どもたちに少しでも役に立てればという思いから、この夏、親子でヘアドネーションに挑戦した。
▽ディズニープリンセスに憧れ、生まれた時から髪を伸ばし続けていた理紗さん。競泳の池江璃花子選手の報道からヘアドネーションの存在を知り、「自分にできる事は何だろう」と髪の寄付を決意したという。それからは親子でヘアドネーションについて調べ、準備を開始。母の病をきっかけに、すでにヘアドネーションを知っていたという直子さんも、今回の娘の挑戦が一緒に参加するきっかけになったという。本厚木駅北口の美容院で7月23日に理紗さんが約70cm、25日に直子さんが約40cmの髪をヘアドネーション用にカットしてもらった。
▽生まれて初めて髪をカットしたという理紗さん。腰まで伸びた髪は肩までの長さになりスッキリ。カットした髪の毛の重さは1キロ近くになったという。「抗がん剤治療や白血病など、髪を無くした人の役に立ちたい」と理紗さんは話す。カットされた髪の毛は自宅に持ち帰り、自分で寄付先に郵送する。直子さんも「この髪の寄付が少しでも世のためになれば嬉しい」と笑顔で話した。
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