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医療レポートNo.34 後回しにせず受診・検診を 取材協力/東名厚木病院
新型コロナによる「受診控え」が進み、2020年度の医療費が過去最大の減少幅となっているが、過度な受診や検診控えにより、がんなどの重大な疾患の早期発見に影響が出ているという。そこで、県がん診療連携指定病院として地域医療に取り組む東名厚木病院(野村直樹院長)の総合外科に勤務する高坂佳宏医師に、医療現場の現状について話を聞いた。
「当院でも、症状が強くなってから受診される方で、大腸がんなどが見つかる場合があります。2人に1人ががんと言われる時代、コロナ禍でもがんはあります。我慢で良くなるものではありません。少しでも気になれば受診してほしい」と高坂医師は話す。
また、高齢化と共にがんの罹患者も増えているといい、「2人に1人ががんになるということは、がんは糖尿病や高血圧よりも身近な病気といえます」と話す。
高坂医師は同法人の患者総合支援センター長も兼任しており、「がん検診は、無症状のうちに早期発見し、がんを治し死亡率を下げることが目的。早期に治療できれば、体に負担の少ない治療もあります。病院への受診や検診は、後回しにせずに受けてほしい」と話した。
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