愛川町の小野澤豊町長(68歳)が3月3日、任期満了に伴い6月12日(日)に行われる町長選挙への立候補を表明した。町議会3月定例会の一般質問で井上博明議員(共産党・10期)の質問に答えた。同選挙で立候補を表明したのは小野澤町長が初めて。
井上議員が「愛川町の将来像について」の質問の際に進退を問い、小野澤町長は「多くの皆様から支えていただきながら、半原の水源地跡地活用や温かい中学校給食、新型コロナウイルス感染症対策などに取り組んできた」と2期8年の実績をあげた。そのうえで、「コロナ禍で多くのことを学び、経験してきたが、一方で多くの事業が中止となるなど、不完全燃焼な思いがある。道半ばの事業や待ったなしの課題が山積するなか、町政を停滞させることはできない」とし、「町民の命と生活を守っていくことが私に与えられた天命と考え、出馬を決意した」と答えた。
その後の報道陣の取材に小野澤町長は「多くの方から後押しをいただいた。支えていただいている皆様の気持ちを受け止め、出馬を決めた」とコメント。
3選に向け、「子どもから高齢者まで、健康で潤いの持てる生活を支える事業を行いたい。これまで取り組んできた子育て支援を途切れることなく継続し、半原水源地跡地で進める拠点づくり事業も着実に前に進めていきたい」と施策の展望を語った。
小野澤氏は1953年愛川町三増生まれ。愛川町半原在住。関東学院大卒で1977年に愛川町に入庁。企画政策課長や総務部長を経て2011年から2014年3月まで副町長を務めた。同年6月に前町長の辞職を受けた町長選で立候補し初当選。2018年の町長選挙では新人候補を破り2選を果たした。前回町長選挙の投票率は35・23%だった。
愛川町長選挙は6月7日(火)告示、6月12日投開票。2022年3月1日現在の有権者数は男性16730人、女性15382人で合計32112人。(3月8日起稿)
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