厚木市は4月28日、保育所などに入所できない待機児童数が0人になったと発表した(4月1日時点)。昨年に続き、2年連続。
待機児童とは、認可保育所などへの入所を希望し、保育の必要性が認められているのにもかかわらず、入所できない状態にある児童のこと。4月1日時点での就学前児童数は、8842人で一昨年、昨年に続き、過去最少となったが、保育所などへの利用申込児童数は、3621人(前年比18人増)で、このうち入所が決定した児童の数は、3503人(同1人増)だった。
市は、2017年度から19年度に、施設整備を集中的に行い、654人分の定員枠の拡充を実施している。市保育課は「今年もその効果が表れた」とし、「今後は、保育の質を向上させることにも注力していきたい」と話した。
保留は118人
一方で、希望の保育所などに入所できず保留となった児童の数(保留児童数)は118人(同29人増)となった。保留の理由は主に「特定の保育所等のみを希望等」。
年齢別内訳は、1歳が57人(48・3%)で最も多く、次いで0歳が22人(18・6%)、2歳が18人(15・3%)だった。
同課は、「引き続き、保護者のニーズとのマッチングに努め、保護者からの相談に対して細やかに対応したい」と話している。
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