(公社)神奈川県食品衛生協会の定期総会と臨時理事会が6月2日に行われ、前場敏男氏(扇や製麺店・厚木市船子)が第12代会長に就任した。
横浜市・川崎市を除く、県内12支部1支所をまとめる同会。食品に携わる事業者など約1万人の会員を擁し、食品衛生の向上推進のため、情報発信や食品衛生責任者養成講習会の開催、食中毒予防キャンペーンなどを実施する。
前場会長は2013年から同会の副会長を務めた。初の会長就任に「食中毒をはじめとした食品の事件・事故を起こさないために尽力したい」と言葉に力を込める。「食という字は『人』と『良』でできている。食べることは人を良くすること。皆さんが安心できる食の環境が大切」と説く。中華麺やうどんなどを作る扇や製麺店の代表を務め、市内のラーメン店をはじめ、JAあつぎの農産物直売所などにも出荷する。今はウクライナ情勢による世界的な物流の停滞や価格高騰など課題にも目を向ける。
厚木商工会議所副会頭や厚木市社会福祉協議会理事など数々の役職を担い、神奈川県公安委員会や警察官友の会など活躍の場は幅広い。多忙な日々について問うと「それが活力になっているんだよ」と笑顔。新たな重責をエネルギーに食の安全を守る。
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