専門知識を持つ地域の人を講師に迎え子どもたちと取り組む「かがくのせんせいプロジェクト」を行っている厚木市下荻野の子中保育園(大塚裕子園長)で9月12日、3回目の雑草調べワークショップが行われた。
これは子どもたちの興味をさらに深めてもらえるような体験をしてほしいという大塚園長の思いが形になった取り組み。
同ワークショップの講師を務めるのは市内でプロパン会社を営む、林プロパン商会の高橋健太郎社長。高橋さんは大学院時代に植物分子生物学を研究していたこともあり、保護者の紹介で講師を務めている。これまでの2回で子どもたちは、身近にある様々な雑草の種類を調べ、形の違いには意味があることや違いを生むのは遺伝子であることを学んだ。
12日のワークショップは顕微鏡で茎の断面を観察した。高橋さんはパソコンに映し出された球状のかたまりをさし「これが細胞です。みんなの身体も細胞でできているんですよ」と解説すると子どもたちは、腕や顔を確かめるように触っていた。その後も、目には見えないミクロの画像に興味津々の様子でしばらく画面から離れなかった。高橋さんは「今は理解できなくても記憶に残りいつか思い出してくれれば」と話した。大塚園長は「図鑑を持ち出して庭にある雑草を調べる光景も見られました。観察力が高まったと思う」と話した。
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