愛甲公民館で地元住民が国指定重要無形民俗文化財・相模人形芝居の人形に触れた。同館が企画したもので、市内にある団体のひとつ、長谷座の座員が、女形と立役(男性の人形)の動かし方を説明。歩く表現や泣くしぐさ、人形を何をしているのか観客に伝えるため「手の動きに目線を合わせる」など、動きの基本を見せた。
来場者が座員に教わりながら人形に手を入れ、小さな手をゆっくり動かし、白い横顔に見入っていた。
長谷座は、もうひとつの林座とともにこの文化財を受け継ぐ。南毛利公民館などを拠点に活動し、コロナの影響もあるなか、今年は10回ほど公演を重ねている。主に活動しているのは9人。始めて4カ月の人もいれば、この道30年というベテランも。メンバーの年齢層も幅広いが、後継者育成は変わらぬ課題だ。井上真弓座長(66)は「地元の人でも知らない人が多い。少しでも知って、観てほしい。そして座員として参加してもらえたら」と話していた。
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