野菜不足がどれほどかを判定する機器が、市内の青果売り場に登場した。導入したのは厚木の卸業者や飲食店の品を販売する「食の市」(恩名)で、常設は珍しいという。
導入された機器は「ベジチェック」。センサーに手を30秒ほど置くと、野菜の摂取量が0から12の数値で評価され「少ない」「もう少し」「足りています」「たっぷり」と表示される。
機器が計るのは、人が緑黄色野菜を食べると体に吸収されるカロテノイド。蓄積されたカロテノイド量をLEDを使って測り、野菜の摂取量を推定するもので、食品大手のカゴメ(株)が開発。イベントなどで使われ、常設は珍しいという。
厚労省が示す「健康日本21」によると、1日の野菜摂取の推奨は350gとなっており、本紙記者が試すと評価は5・8。「あと手のひら1つ分摂ろう」とのアドバイスが返ってきた。結果が低くても野菜ジュースを飲み続けると向上する傾向があるという。
測定値はスマホのアプリで記録することができ、全国や同年代、同性別の人とも比べられる。
食の市を運営するリンクボール(株)の福島大地社長(45)は「買い物をもっと楽しんでもらえたら。管理栄養士によるカウンセリングや結果を競うイベントも考えています」と話す。今後は、地元のサッカーチーム・はやぶさイレブンのメンバーも参加予定という。
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