厚木市の友好都市である秋田県横手市出身で、パラリンピックマラソン競技の金メダリスト・高橋勇市選手が10月11日、市立森の里小学校(三橋裕美校長)で講演した。
この講演会は、高橋選手の経験から子どもたちに夢を持つ大切さを伝え、障害への理解も深めてもらおうと厚木市が企画した。「共存社会を目指して」をテーマに、同校体育館で同校の4年生36人が高橋選手の話を聞いた。
高橋選手は、パラリンピックに3回出場。アテネ大会では金メダルを獲得した。現在は、競技を続けながら障害者スポーツの普及や講演会などの社会貢献活動にも取り組んでいる。
講演で高橋さんは、病気になった時の心境や障害との向き合い方、夢を持ったきっかけ、努力を続ける大切さなどを語ったほか、パラリンピックの様子を映像で紹介した。講演の最後には、アテネ大会で獲得した金メダルが披露され、子どもたちは笑顔で手に取っていた。
講演を聞いた児童たちからは「希望を捨てなければ良いことがあるという言葉が印象的だった」「金メダルが見られてうれしかった」との感想があがった。高橋選手は「雰囲気がよく素直な子たちだった。今日の話で少しでも何かを感じてもらえたらうれしい」と話した。今後は、12月までに3校で講演会を実施する予定だという。
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