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放射線によるがん治療へのアプローチ 医療レポートNo.41 「放射線も治療の選択に」 取材協力/東名厚木病院
日本人の死因第一位を占め続ける「がん(悪性新生物)」。手術療法・薬物療法と並び、三大治療の一つとなる「放射線療法」は、高齢化が進む現在では身体への負担が少ない治療法として注目されているという。県がん診療連携指定病院として放射線治療に力を入れる東名厚木病院・放射線治療センター長の山下巌医師に話を伺った。
「以前は手術ができない人の治療法というイメージがあったが、放射線療法は機器も技術も大きく進歩し、部位によっては手術も放射線も同等という論文も出ています。まだ機器の揃う病院は少ないですが、切らずに痛みなく外来でもできる治療法です。選択肢の一つに考えてほしい」と山下医師。同センターでは、2017年に放射線治療装置(リニアック)を完備。東京大学医学部附属病院と専用ネットワーク回線で連携し、治療を行っているという。
緩和のための放射線
また同院では、放射線療法による、がんの緩和ケアにも力を入れる。「放射線を当てることで、痛みの物質の抑制に繋がる方も多い。地域で完結するがん治療をめざし、QOL(生活の質)の向上に力を入れたい。入院による治療もしているので、痛みなど不安があれば相談を」と山下医師は話した。
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