「ズームイン!!サタデー」などの番組で知っている人も多いだろう。日本テレビのアナウンサー・梅澤廉さん(29)は厚木市出身だ。成人式は厚木市で迎え、当時は仲間と夢や目標を語り合ったという。その後中学生の頃からの夢を実現した梅澤さんに、新成人へのエールや地元厚木での思い出を聞いた。
▼テレビのお仕事はご多忙かと思いますが、厚木に帰ることはありますか
厚木に帰る時は、新宿からロマンスカーに乗ります。手頃な料金で楽しめる展望席と、あの快適さが大好きで。高校受験の時など、特別な時に乗った思い出があります。今年の鮎まつりの日も厚木に帰って、花火を満喫しました。サウナが好きで、地元の東名厚木健康センターやアーバンホテルなども利用します。都内にもよく行きますが、やはり地元のサウナ施設は落ち着きます。
▼厚木で思い出深い場所はどこですか
中央公園ですね。フリマイベントに出品したこともあり、懐かしい場所です。荻野運動公園でも父とキャッチボールをしたり、友達とサッカーをした思い出があります。厚木での友人たちとは今も連絡を取り合っています。同郷の野球選手、田中俊太さん(厚木市出身・横浜DeNA)が自宅に遊びに来てくれて、ともにオフを過ごすこともあります。
▼ご自身の成人式の時はどうでしたか。何か気持ちの変化はありましたか
私も成人を迎えた時、その瞬間に何かが変わったわけではなかった。当時はまだ社会に出る準備の段階だったのでしょう。スーツは大学の入学式以来、久しぶりに袖を通した思い出があります。次に着たのは就職試験の時でしたね。当時は大学の準硬式野球部で、ポジションはファーストでした。アナウンサーになるという目標があったので、風呂場には50音の表を貼り「あ、え、い、う、え、お…」と滑舌の練習もしていました。そのおかげで野球の練習や試合でも声はよく通っていたと思います。
▼アナウンサーを志したきっかけは
中学2年生の時に観た箱根駅伝です。将来この駅伝に何らかの形で関わりたいと思いました。念願叶って3年前から実況を担当することになりました。大会前には選手たちを取材し、選手の思いを直接聞き取ります。「今回が最後のチャンス」と語っていた選手が、レースで歯を食いしばって、目の前を走るわけです。実況しながらも胸にこみ上げ、感極まるものがありますね。平塚中継所を担当する予定ですが、この区間は選手にとって風や日差しなどの戦いもあり、見どころです。
▼新成人の皆さんへメッセージを
実感がない、という方もいると思いますが、自分の将来を考える良い機会だと思います。希望や不安も沢山あるでしょう。それらは全て未来につながっている。私は成人式に出席した後、友人たちと「夢」について語り合いました。あの時の記憶は今も鮮明です。友人の中には目標を実現した人や、夢中になれる事を仕事にした人もいる。皆さんにはぜひ、今好きな事を夢中になってやってほしい。それが夢に近づくことかもしれません。
|
<PR>
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|