ドローンで河川をパトロールするシステムの実証実験が1月25日に行われた。地方独立行政法人県立産業技術総合研究所などが支援し、企業数社がアプリや機体などを開発したもので、自動操縦やAIによる物体検出機能が特長。課題やニーズを検証した。
ドローンは相模原市緑区の相模川流域で、あらかじめ設定したルートを自律飛行。その様子がリアルタイムで厚木市役所に置かれたパソコン画面に映し出され、AIで人や車が検出される様子が披露された。
台風などの際、厚木市では相模川の状況を県の監視カメラや水位計などを通じて情報収集している。災害時のドローン活用については、厚木市と愛川町・清川村、厚木警察署が、ドローンを所有する民間企業と協定を結んでいる。
こうしたドローンを飛ばすのは台風の際は風が収まった後になるが、従来の固定カメラとは異なり、動いて情報を集め、遠隔地で確認できるメリットがある。立ち会った市職員からは「倒れている人なども認識できるようだ。道路から見にくい河川の状況を確認したり、流されたものを探すこともできるのでは」という感想もあった。
|
|
<PR>
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|