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心房細動は脳梗塞や認知症のリスクも 医療レポートNo.43 不整脈はほっとかないで 取材協力/東名厚木病院
脈が通常より速くなったり遅くなったり、不規則に打つなど、心臓の拍動の異常によって起こる「不整脈」。動悸や息切れなどの症状をはじめ、胸痛や失神に繋がることも。中でも心臓の異常な震えによる心房細動は一般的な病気のひとつ。社会医療法人社団三思会・東名厚木病院・循環器科の石川征之診療医長に心房細動について伺った。
「心房細動は加齢と共に罹患率も高くなり、日本に100万人いると言われています。心臓内の血流がよどむことで血栓ができ、脳梗塞や認知症のリスクも高まります」と石川医師は話す。
不整脈である心房細動を発見するには、心電図による検査が一般的だが、検査の際に不整脈が出ないと判断できないため、24時間や1週間の長期で心電図をとる場合も。石川医師は「不整脈は症状も感じ方も人それぞれ。心電図の機器も小さく、検査中も日常生活を送れます」と話す。
心房細動の治療は、血液をサラサラにする抗血栓薬をはじめ、カテーテルで心臓にある不整脈に関係する回路を遮断するカテーテルアブレーション治療が一般的。同院では現在も月に4〜5件、4月からは最大で月に8件の手術が可能。「早めに不整脈を見つけ、次の病気を予防することが大切となります。気軽にご相談ください」と話す。
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