県立七沢森林公園内で、6月20日の朝7時半ごろにツキノワグマが見つかった。
場所は公園北側の森のアトリエ近く。シカやイノシシ用のくくりわなに掛かっていた。利用者などへの被害はなかった。園内での目撃情報は2019年に1件あったが、捕獲は初。
わなに掛かったツキノワグマは人への被害が生じる恐れがある場合を除き、人の怖さを学ばせた上で奥山に放獣するとしているが、今回は放獣できる場所が確保できず、やむをえず捕殺した。その後学術研究のため県立生命の星地球博物館(小田原市)に運ばれた。
県担当課によると山は民間の土地が多く放獣の承諾が得にくい上、公の土地はハイカーが行き交う場所が多い。山間部のルートは近年台風で荒廃するなど、放獣には様々な課題があるという。
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