神奈川工科大学 地域とつながり社会貢献へ 健康医療科学部臨床工学科教授・山家敏彦
医療従事者になると、病気に関する知識以外に患者さんに向き合う姿勢が大切になります。
私は、成績以外にリポート提出期日を守れているか、挨拶が出来ているか、授業態度の良し悪しなども重要視しています。試験だけでは見えない「人」として大切な所を見極め、臨床現場にふさわしい人を送り出すことに努めています。
講義では、リポートは必ず手書きで実習リポートにはイラストを入れてもらっています。患者さんの心に響く説明をする力と臓器をスケッチするスキルを身に着けてもらうためです。
透析患者を守る
これまでの災害で、透析医療の提供が困難になった施設が発生した事例を受け、日本災害時透析医療協働支援チーム(JHAT)を立ち上げました。JHATとは、透析医療継続可能にするために医療系4団体で組織された医療チームです(当大学に本部)。現在事務局長を任されております。2016年に発生した熊本地震が最初の活動でした。誰一人取り残さない信念で従事しました。医療支援はもちろん、医療従事者への物資の支援なども平行して行っています。
|
|
<PR>