厚木県央ロータリークラブ(松本豊会長)が、9月3日に都内で第1回ウルトラユニバーサル野球大会を開いた。医療ケアが必要な子や重い障害のある子どもでも自宅から遠隔参加できる大会で、国立成育医療研究センターもみじの家と共催した。
プレーは都内の企業が開発した両翼5mという大型野球盤を使い、高田馬場のスタジオに設営。指先や視線入力を通じてバットを振る。北は青森から南は鹿児島までの選手13人が2チームに分かれて参加。試合の模様はユーチューブで発信し、打席に立つ選手たちにはコメント欄を通じて「いい打球だった」などのエールも続々到着。実況はもみじの家のハウスマネージャーを務める、元NHKアナウンサーの内多勝康さんが伝え、逆転ホームランに歓声が上がった。
選手からは試合後「ありがとう」などの声が寄せられ、負けて涙する選手も。松本会長は「私たちだけでは実現できなかった。内多さんや視線入力、大型野球盤を開発された方々、ボランティアなど沢山の協力のおかげ」とコメントした。
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