「厚木オクトーバーフェスト」が10月6日(金)から15日(日)まで厚木中央公園で開催される。「ドイツビール祭り」と位置付けられ、日本各地に広がっている同イベント。今回「もっと身近で地域に根差したオクトーバーフェストを」(実行委員会)と、厚木での初開催が決まった。
「ドイツ=ビール」。そんなイメージを象徴するのが、毎年同国のバイエルン州ミュンヘン市で開催されているオクトーバーフェスト。600万人が700万リットルものビールを消費する世界一のビール祭りと言われている。1810年にバイエルン皇太子の結婚式を多くのミュンヘン市民が祝ったことから始まった祭りだ。
日本でも徐々に広まる
日本では、2003年に東京の日比谷シティで2年に1度開催されてきた「ドイツ旅行展」の終了を機に、同場所で5月に「ジャーマンフェスト」が、横浜の赤レンガ倉庫で10月に「オクトーバーフェスト」が開催された。その後2006年に東京会場を日比谷シティから日比谷公園内に移動。名称を「オクトーバーフェスト」に統一。徐々に会場が増えていき07年からは東京と仙台会場で期間を延長し、10日間開催となった。13年秋には日比谷会場の規模を拡大し、地ビールのブースとともに「JAPANオクトーバーフェストin日比谷」を開催。16年度には全9会場、延べ約46万人を動員する大型イベントに成長した。
地域活性の一翼担う
オクトーバーフェストは日本ではこれまで大都市圏で開催されてきた。神奈川県内では横浜で開催されており、回を重ねるごとに遠方からの来場者が増えているという。そうした現状に「より身近で地域に根差したものが開催できないか」(関係者)という声が上がり、検討。それをうけ、今年横須賀で開催したところ地元住民を含めて評判が良く、また「地域活性にもつながった」という評価を得たという。同実行委によると、「次は県央の厚木で厚木らしいオクトーバーフェストを開催しようという機運が高まり、開催に至った」と話す。
地元企業も出店
当日は、ドイツビールの美味しさを堪能できるだけでなく、各地のクラフトビールやワインなどの酒を楽しむことができる(ソフトドリンクやアルコールフリーもあり)。また、ソーセージを筆頭に酒に合うフードも販売される。地元からも黄金井酒造やサンクトガーレン、GoodAgingStoreなどが出店する予定だ。
ライブパフォーマンス
会場ではライブパフォーマンスもあり、各地のオクトーバーフェストやドイツイベントにも出演経験がある「ALPINA(アルピナ)」が登場。アコーディオンやクラリネット、チューバなどを用いた演奏と歌でイベントを盛り上げる。
中央公園で10日間
厚木オクトーバーフェストは、10月6日(金)から15日(日)まで市役所北側の厚木中央公園で開催。平日は午後4時から9時(LO8時半)、土日祝日は午前11時から午後9時(同)。入場無料・座席無料(飲食は有料)。
厚木での初開催にあたり同実行委員会では、「厚木らしいオクトーバーフェストを開催することで長く続く地域のイベントとして根付かせていきたい」と話した。
なお「ごみ削減のために来場の際は自宅からカラトリーを持参してほしい」と呼び掛けている。
詳細はHP等で。
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