小田急電鉄(株)は、小田急線本厚木駅へのホームドアの設置工事をこのほど完了した。今年2月の下りホームに続き、9月30日から上りホームでも使用を始めた。県内同線では登戸駅に続き2番目。
同社では、利用客の転落・電車との接触事故防止を目的に、2012年9月の新宿駅を皮切りにホームドアの設置を開始。代々木八幡、代々木上原など都内の駅で設置が完了する一方、県内では本厚木駅が2番目の設置となった。
神奈川県内では、32年度までに相模大野駅・海老名駅・大和駅・藤沢駅など、計15駅にホームドアの設置をする予定。
利用客の多い駅を優先的に進めるとしており、22年のデータで本厚木駅の利用客数は1日平均11万4922人。同社管轄の県内の駅では4番目の多さだ。
国はホームドアの整備について、国、地方公共団体、鉄道事業者による三位一体の取り組みで進めて行くこととしており、厚木市も設置事業に補助金を交付。21年度が1000万円、22年度が1億2033万3千円、23年度が1241万2千円となっている。
初の大開口ドア
本厚木駅に設置されたのは、小田急線では初となる特急ロマンスカーのドア位置に対応した「大開口ホームドア」。開口部分を最大限に広げることで、通勤車両と特急車両の扉位置の違いという課題を解消した。
使用開始により市は「駅の安全性が向上する」とし、小田急電鉄(株)は「今後もより安全に、安心して鉄道をご利用いただけるよう、ホームドア整備を推進していく」としている。
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