12月4日から10日の人権週間に合わせて厚木市は2日、あつぎのえいがかんkikiで「あつぎヒューマンライツフェスタ」を開催した。
子どもや高齢者、障がい者、外国籍の市民など一人ひとりの人権の大切さを考えるために市と市教育委員会が主催したもので、夏休み期間中に中学生を対象に募集した人権作文1108点、ポスター55点の中から市長賞や教育長賞などの優秀作品11点を選出。この日、作文やポスターの表彰や朗読、人権に関する映画の上映などを行い、市民ら80人ほどが参加した。
出席した山口貴裕市長は、「社会では差別やいじめ、誹謗中傷などの問題が取り沙汰されている。平和な社会づくりには相手を思いやる心が大切。個性を尊重・大切にする気持ちを持ってほしい」とあいさつした。
作文では、市長賞に阿部優南さん(睦合中2年)、教育長賞に伊澤美彩さん(藤塚中3年)が選ばれそれぞれ作品を朗読。来場者は真剣な表情で聞き入っていた。
最後には、家族の中でただ一人健聴者である少女の姿を描いた映画「コーダ あいのうた」を上映した。
阿部さんは「いじめのない世界にしたいという思いで書いた作文。相手にどのような言葉をかけたらうれしい気持ちになるのかを考え、みんなにすてきな言葉のプレゼントをしたい」と話した。
市は12月10日まで人権ポスター入賞作品21点を、あつぎロードギャラリーに展示する。
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