厚木市の観光特別大使に就任した日本テレビアナウンサーの 梅澤 廉さん 厚木市山際出身 30歳
伝えたいから、汗をかく
○...「ズームイン‼サタデー」の顔が、厚木の観光PRの顔になった。今後は市行事への協力、メディア活用のアドバイスなども担う。普段はニュース報道やスポーツ中継、体を張ったロケもある。番組を見た人なら知っているだろう。「顔芸です」と胸をはる表情の豊かさ、そしてこの人が地域の魅力に気づき、発信するプロフェッショナルだということを。
○...山際出身で、少年時代はよく親と荻野運動公園でキャッチボールしたり、友人とサッカーを楽しんだ。鮎まつりは昔から毎年のように訪れる。昨年、憧れだったオープニングの司会に抜擢。これまで「自称・観光大使」だったが、数万人が囲む中マイクを通して市長に「観光大使になりたいんです」と志願、その場で快諾を得た。
○...任命式では大使のたすきを肩に撮影がスタート。「厚木の自然や食の魅力を知らない人もいます」「厚木の楽しさにズームイン」とポーズを決めた。受け取った「あつぎ温泉郷」の手拭いを嬉しそうに額にあてる。実は無類のサウナ好きで、週8で通うほど。その甲斐あって水風呂の温度を手で当てられるようになった。落ち着くのはやはり地元の健康センターや個室サウナ。任命式も前日にたっぷり汗を流して臨んだという。
○...アナウンサーを志したきっかけは、中学生の時に観た箱根駅伝。選手の姿と実況の声に心が奪われた。努力の末に夢を叶え、今年は戸塚中継所を担当。実況前には放送の何十倍もの時間をかけて取材している。コースを歩き、大勢の関係者の声を聞いて言葉をつむぐ。「短いニュースも、1行ずつ、現場の記者が駆け回って、事実確認してくれているんですよ」。多彩な表情の向こうに報道人としての芯が垣間見えた。
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3月14日