本厚木駅周辺の中心市街地の路面に、自転車の走行ラインを示す青い矢羽根が続々と塗装されている。これまで白い自転車のピクトグラムと矢印だけだったが、矢羽根が加わった形だ。
自転車用ラインの目的は、歩行者と自転車との分離と、車のドライバーに自転車の動きを知らせる意味がある。車は矢羽根の上に乗ったり走ることができる。自転車は「車両」のため、車道を乗用車と同じ向きに走るのが原則で、当然ながら矢羽根を逆走できない。
厚木市では2010年頃から自転車利用の多い駅周辺で自転車マーク(ピクトグラム)と白い矢印の塗装が行われた。ちょうどこの頃は市が安心安全の取り組みに対して与えられる「セーフコミュニティ認証」の取得にも重なる。今回青を加えるのと同時に薄くなりかけた白い塗装を塗りなおした。
統計では自転車と人との事故が一定割合を占めており、国はガイドラインで歩行者と自転車を分離する考え方を提示。全国の自治体で青い矢羽根は増えつつある。
厚木市内では将来的に総延長108Kmにわたってこの青い自転車用のラインを塗装する計画があり、3月までの進捗は13・3Kmと事業の序盤にある。矢羽根は駅周辺だけでなく、愛甲石田駅付近から東名を越えて長谷に向かう道路約2Kmでも塗装したばかり。市では4月以降も施工を増やし、国道や県道での施工も働きかける予定という。
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