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低侵襲で安全な手術をめざす 医療レポートNo.44 手術支援ロボットとは 取材協力/東名厚木病院
多くの医療機関での導入が進み、幅広い分野で活躍する「手術支援ロボット」。国内メーカー参入もあり、保険適用など、成長に期待が高まる。厚木市船子の東名厚木病院でも手術支援ロボットが導入され、4月からロボット支援手術が行われている。同院ロボット手術センターのセンター長に就任した岩村正嗣医師は、北里大学名誉教授であり、ロボット支援手術のプロクター資格も持つ、泌尿器系のがん治療のエキスパート。ロボット支援手術について話を聞いた。
「手術支援ロボットとは、腹腔鏡手術をサポートしてくれる秘書のようなもの。腹腔鏡より関節が多く、可動域が増えることでより立体的で繊細な作業を行うことができます」と岩村センター長。腹腔鏡の技術を習得するには多くの経験が必要だったが、手術支援ロボットの登場で、よりクオリティの高い手術が可能になったという。
岩村センター長は2000年に北里大学病院に手術支援ロボットが導入されて以来、ロボット手術に携わっており、その件数は300件以上。その安全性も高いレベルで向上しているという。
同院では泌尿器科の手術でロボットを活用。「腹腔鏡と同レベルの低侵襲な内視鏡手術が可能です。不安があればご相談を」と話している。
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