神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

消防署長を定年後に始めた日舞で現在師範を務める 千波 永松(えいしょう)さん(本名:落合穂積) 厚木市宮の里在住 75歳

公開:2024年6月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
千波 永松(えいしょう)さん(本名:落合穂積)

心豊かに舞う人生

 ○…伊勢原市消防署長を定年退任後、日舞を習い始め現在千波流師範にまでたどり着いた。もともと踊りを楽しみたいという趣味の延長のような気持ちでこの世界に飛び込んだが師範という立場になり、「まわりの私に対する見方の変化を感じる。観ていただける方たちに『観てよかった』と思っていただきたい。趣味気分のままではいられない」と引き締まった表情。今は11月に披露する予定の踊りの稽古に邁進する日々だ。

 ○…学生時代に父親が地元の消防団長を務めている姿を見て憧れ、消防士を志し、伊勢原市消防署に入隊した。現役時代は危険な現場に出動することもあったというが、「人を助ける人のために働く仕事。やりがいがあった」と自信を持って答える。一番学んだのは規律とし、それが礼儀作法を重んじる日舞に繋がったのかもしれない。子どもの頃から盆踊りが大好きだったこともあり、「同じ踊りだから」と近所にある千波朱永さんの教室へ。すぐに大衆芸能でなく舞台芸術の世界に魅了された。

 ○…息子2人が独立し、奥さんと娘の3人暮らし。家族は舞台を観に来るなど応援してくれており、ある時鑑賞後に息子が「いいじゃん」と言ってくれたと満面の笑み。一方で、経験を活かし住民と共に地区の自主消防隊を組織。定期的に訓練も行い、有事に備える。「地域のためにお役に立てれば」と正義感は消えない。

 ○…今後は舞台のほかに、子どもを対象とした教室や中年世代を巻き込んだ企画などに携わる計画もある。「日舞は心が豊かになる文化。心を柔らかく素直な気持ちでいないと、いいものが入って来ない」。「素晴らしい先生との出会いと家族の応援」―踊り続ける理由がそこにある。

年末年始もご遠慮なくお電話を

24時間365日専門スタッフがお迎えにあがります 0120-177-166

https://www.e-nagataya.com/

<PR>

厚木・愛川・清川版の人物風土記最新6

福澤 有輔さん

県警駅伝で連覇を果たした厚木警察署駅伝チームの代表を務める

福澤 有輔さん

厚木市水引在勤 43歳

12月20日

小倉 みさきさん

神奈川県保育賞を受賞した

小倉 みさきさん

愛川町半原在住 53歳

12月13日

磯田 恵美さん

令和6年度ボランティア功労者厚生労働大臣表彰を受賞した

磯田 恵美さん

厚木市鳶尾在住 77歳

12月6日

堀米 綾さん

12月に保健福祉センターで開かれるコンサートに出演する

堀米 綾さん

厚木市在住

11月29日

長澤 徳勝さん

清川村鳥獣保護協会の会長を務める

長澤 徳勝さん

清川村在住 65歳

11月22日

倉永 丈雄さん

T&Tボクシングジムの代表を務め、11月25日に後楽園ホールで初の自主興行を行う

倉永 丈雄さん

厚木市旭町在住 45歳

11月15日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月20日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月8日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年12月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook