昨年まで厚木市温水西で絵の創作活動をしていた赤瀬陽久さん(60・奈良県在住)がこのほど、湘南厚木病院へ絵画作品を寄贈した。同院から「患者や職員に元気を与える絵」として感謝状が贈られた。
赤瀬さんは高校1年生の時に頚髄損傷の事故にあい、肢体不自由となった。当時、手を動かす訓練の一環で始めた絵の創作がライフワークとなっているという。
今後の生活を考え、昨年7月に奈良県へ転居した。これまで描いた作品を「20年近くお世話になった厚木市に寄贈したい」という思いから、親交があっためぐみべジカフェ(アミューあつぎ9階)の本庄としえ代表に相談した。
本庄さんは「赤瀬さんの絵にはとても励まされる」と、カフェでイベントを開いた際にも展示していたという。「もっと多くの方に見て欲しい」と、知人で湘南厚木病院に勤める岩壁秀夫さんに院内での作品展示を提案すると病院側が快諾。岩壁さんは「思い入れのある絵を譲っていただきありがとうございます」と感謝を述べ、赤瀬さんは「寄贈できる場を用意していただき感謝します」と笑顔を見せた。
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