厚木市地域包括ケア推進課主催の「福祉有償運送・セダン等運転者講習会」が7月28日に市保健福祉センターで初めて開かれ、市内在住・在勤者ら37人が受講した。
外出移動支援の需要が増す中、住民主体の活動を促すことを目的に企画。認定NPO法人かながわ福祉移動サービスネットワーク協力のもと、福祉車両に関する講義や車両を使用した運転実技、接遇・介助などの研修を行った。講習会後、参加者には福祉有償運送サービス業務に必要な修了証が授与された。
講習会に参加した市内在住の50代女性は「高齢者、障害者など一人での移動が困難な方の送迎をお手伝いするという認識だったが、タクシーやバスなどと違い、もっと寄り添った福祉的な役割が強いことを学ぶことができた」と振り返った。
同課の担当者は「講習を通じて、外出支援の裾野が広がってもらえたら」と話した。
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