神奈川工科大学(小宮一三学長/下荻野)が主催する科学体験型のイベント「KAITサイエンスサマー〜わくわくする未来を体験しよう〜」が8月6日、同大学内で初めて開催された。ラジコンカーやeスポーツ、各種製作体験などのブースが用意され、約500人の来場者でにぎわいをみせた。
このイベントは「夏休み期間を利用して地域の子どもたちに最新技術や科学に触れてもらう機会を設けよう」と、同大学が小・中・高校生向けに企画したもの。日ごろ研究を行っている教員や学生の展示、講座など21ブースが用意された。
今年3月にオープンしたeスポーツと地域連携・貢献センターの新たな建物「KAIT TOWN(カイトタウン)」では、同大学のeスポーツ部員たちによる対戦型ゲームのエキシビションマッチが行われ、観戦していた子どもたちからは歓声が上がった。テルミン製作やAIを利用したラジコンカーのブースでは、教員と学生が子どもたちをサポートしながら科学の魅力や楽しさを伝えていた。
ラジコンカーのブースを体験していたホノマイケル夏奈子さん(小4)は「ラジコンの操作は難しかったけど、楽しかった」と話し、母・奈津子さんは「色々な技術に触れる事ができ、親子で楽しめた」と、2人で楽しむ様子が見られた。
同大学研究推進機構長の脇田敏裕さんはイベントを振り返り「子どもたちに『科学や技術を見て、触れて、楽しんでもらう』、その重要さを再認識した。今後も地域に開かれた大学として、様々な取り組みをしていきたい」と話した。
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