女子ソフトボールチームの「あつぎマジックス`01」が、8月16日(金)〜19日(月)に北海道石狩市で開催される「第29回全日本レディースソフトボール大会」に出場する。5日には選手や監督などの関係者らが厚木市役所を訪れ、山口貴裕市長に大舞台での活躍を誓った。
あつぎマジックスは、5月に行われた神奈川県予選会で参加14チームのトーナメントを制して2年連続となる優勝を果たした。2回戦から登場し、SBC(相模原市)を10対0、準決勝の藤沢クラブ(藤沢市)を12対1で下すと、決勝でもシリウス(小田原市)に10対1と大差をつけ、3試合で32得点2失点と圧倒的な強さで10回目となる全国出場を果たした。
昨年の全国では、準々決勝で対戦したその年の優勝チームに1点差で惜敗。悲願の日本一に向け、チームとスタッフ一丸で練習に励んできた。
報告会には、山口昇顧問や岩本芳子監督、輿水美枝子コーチ、選手の他、マネージャー、スコアラーなどのチームスタッフも参加。岩本監督は「県予選では全試合コールド勝ち、そして部員全員安打というかつてない活躍で全国の切符を掴むことができた」と手応えをにじませた。
前監督の遺志胸に
全国出場に沸く一方、今年3月にはあつぎマジックスが創立した2001年から指揮をとった前監督の山口恵美子さんが急逝。チームに衝撃が走った。
藤井美穂子選手(44・愛川町中津)は「監督の遺言だった全国に行けることは本当にうれしい。チーム一丸となって一つ一つ勝ち進んでいきます」と誓い、恵美子さんの長男の山口顧問は「全国に出場できたことを母も喜んでいると思う。母の写真、そして魂を一緒に持って応援に行きたい」と語った。
最年少の岩永楓選手(18・相模原市)はレフト方向への流し打ちと俊足が武器といい、「若さを生かしたプレーを見せたい」。エースの佐藤真夢選手(20・相模原市)は4月に膝の手術を行ったこともあり「コンディションは万全ではないけれど、自分ができることを精一杯やりたい」と決意を見せた。
山口市長は「前監督の思いを引き継いで、昨年できなかった制覇へ雪辱を果たして欲しい」と激励した。
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