神奈川県地域婦人団体連絡協議会(平本正子会長)が8月8日、海老名市文化会館で開いた「平和のつどい」で、愛川町中津に住む齋藤光枝さんが、自作の紙芝居を使って平和について訴えた。
半原で生まれ育った齋藤さんは「地元の歴史を、より多くの地域の人にもっと伝える必要がある」との思いから、2年前に甲斐の武田軍と小田原の北条軍が激戦を繰り広げた「三増の合戦」を題材にした紙芝居を作成。これまで老人会など地域の人が集まる場などで披露している。
当日は同連絡協議会の会員と小学生ら約40人が参加。齋藤さんは紙芝居を読んだ後で、「私の住む小さな町でもかつて戦は起きていた。衣食住において、どれだけ大変だったかは想像できる。現在、起きているロシアとウクライナ、イスラエルでの戦争は他人ごとではない。弓矢がミサイルに変わっただけで、メディアを通じて知る被災した人の衣食住の苦労は同じ」と話した。
齋藤さんの紙芝居と、父親がセブ島で戦死した会員の話を聞いた参加者は、その後2グループに分かれワークショップを実施した。
同協議会は日本における婦人運動団体で神奈川県は愛川町ほか厚木市、海老名市、相模原市、寒川町で組織される。
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