愛川町では8月に入り、クマの出没に関する情報が新たに3件寄せられている。
8月9日は、八菅山いこいの森トンボの池先で午前6時頃に目撃情報があり、9日から10日にかけての夜間には、半原の清雲寺前バス停付近で痕跡が見つかった。10日は、再び八菅山で八菅神社社務所付近に出没している。
クマの出没情報は、今年5月に半原で目撃されて以降8件目。山中だけでなく、人が遭遇する可能性のある人里までクマが下りてきているケースが多い。
町農政課は「クマは積極的に人を襲ってくることはないが、不意の遭遇による事故を避け、クマを集落などに寄せ付けないよう注意してほしい」と話す。
生ごみを屋外に出したままにしておいたり、廃棄野菜や果実を放置したりしておくと、クマを寄せ付ける原因になるという。同課では収穫できる作物や果実はできるだけ早く収穫し、山林などに出かける必要があるときや早朝・夜間の外出時には、鈴やラジオなどの携行と複数人での行動を呼びかけている。
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