厚木市で活動する空手教室「錬桜会湘北支部」に所属する野村絆さん(荻野中2年)と山根大昊君(6)がこのほど、国立代々木競技場で行われた「第3回世界硬式空手道選手権大会」に出場し、それぞれのクラスの組手の部で優勝した。
野村さんは組手12〜13歳・無差別級に出場。大会に向け2カ月前から階段昇降などの基礎トレーニングを積み、体力と体づくりに専念して大会に挑んだ。
当日は複数の技を組み合わせた連続技を駆使し、決勝戦まで全て一本勝ちで駒を進めた。決勝戦では序盤から相手にポイントを取られる苦しい展開ながらも、集中力を切らさず着実にポイントを重ね、試合終了間際に逆転。見事優勝を果たした。同大会を振り返り野村さんは「世界大会を通して自分に体力と力が付いてきていることを実感できた。いろいろな人と戦えるのは楽しかったです」と話した。
山根君は組手6〜7歳・20kg以下の部に出場。同大会では年齢によってクラス分けされるため、決勝戦では小学2年生の選手と戦った。「相手の突きが凄く強くて負けそうになったけど、優勝したい気持ちをいっぱいに戦ったら弱い自分がいなくなった」と山根君。優勝が決まった時には、「生まれて初めてうれしくて泣いたよ」と振り返った
二人は次の大会に向けても、優勝を目指し練習に励んでいる。
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