厚木市交通安全対策協議会が9月24日、市内15カ所の交差点で交通事故防止を目的に「民間交通監視所」を設置した。同協議会から地域の自治会員、交通安全指導員など約300人が参加し、飲酒運転の根絶や高齢者・子どもの事故防止を呼びかけた。
この活動は、9月21〜30日の「秋の全国交通安全運動」に合わせて毎年実施されており、交通ルールの遵守や意識向上のため啓発活動などに取り組んでいる。
当日は、監視所の前に交通安全ののぼりや赤色灯など掲出。参加者たちは下校中の学生や高齢者、親子連れの歩行者、信号待ちの自転車などに、事故防止を呼びかけるチラシや夜間に車の光を反射するリストバンドなどの啓発物品を手渡した。
参加した戸室5丁目南自治会長の新倉啓一さん(79)は「地域では日頃から小学生の見守り活動などで声かけも実施しているが、継続して安全確保に努めていきたい」と話した。
市内では、今年1月から8月末までに408件の交通事故が発生している。昨年に比べ事故件数や負傷者数は減少傾向にあるが、今年は交通事故で1人亡くなっているという。
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