愛川町の田代運動公園スケートパークで10月27日、「スケボー初心者教室」が開かれ、小学生17人が参加した。
東京五輪やパリ五輪で日本人選手がメダルを獲得するなど、国内でも盛り上がりを見せるスケートボードを子どもたちにも親しんでもらおうと、町が初めて開催。パリ五輪の女子ストリート金メダリスト・吉沢恋選手を指導する寺井裕次郎さんが講師を務めた。
子どもたちは、スケートボードの乗り降りや、前足をボードに乗せて後ろ足で地面を蹴り前進する「プッシュ」、ボードに乗ったままノーズを左右に振って進む「チックタック」、「ターン」などの基本動作を学習。バンクの上り降りなどに挑戦する子どもいた。
参加者は「初めは怖かったけれど、繰り返し練習して慣れると楽しくなった」「ターンや坂を上るのが難しかった。もっとやりたい」と、初めてのスケートボード体験を楽しそうに振り返った。
寺井さんは「夢中になってスケボーに乗ってくれ、指導していて楽しかった」と話し、「オリンピックなどを目指すには、まずはスケボーを好きになることが大切。経験者から教わって乗り方の基礎が身に付けば、好きな分だけ上達する」と未来のメダリスト誕生に期待を寄せた。
同運動公園のスケートパークは公共の競技施設として2021年2月にオープン。クォーターランプやバンクtoバンク、フラットレールなどの設備があり、無料で利用できる。
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