厚木市立林中学校(広瀨清美校長/生徒数328人)の生徒が11月11日、同校体育館で相模人形芝居の歴史や文化を学んだ。
道徳の授業の一環で、地域の伝統文化に対する興味や関心を持ち、その継承の大切さを理解することを目的に全学年を対象に実施。今回は、国指定重要無形民俗文化財に指定されている「相模人形芝居林座」(葉山修次座長)をテーマに選び、掲示物や校内放送などを通じて事前に学習を行ってきた。
当日は同校の卒業生でもある葉山座長をはじめ、座員が講師として招かれ林座の歴史や演目の内容を解説。実際に演目も披露した。
質疑応答では生徒から積極的に手が挙がり、「人形は1体いくらしますか」という質問に座員が「1体あたり約100万円」と回答すると、会場がどよめいた。
授業の最後には生徒が人形を持ち、指導を受けながら芝居を体験。熱心に動かし方を確認する生徒もいた。
授業を終えた葉山座長は「この機会に人形芝居に興味を持っていただき、大人になってからも心に残る経験になればうれしい」と振り返った。
広瀬校長は「伝統文化に触れることは、自分たちのルーツを知り、新しく何かを始める時の手掛かりにもなる。地域の文化の継承者として、多くの生徒が活躍してくれることを願う」と話していた。
同校では、次年度以降も継続してこの取り組みを行っていくという。
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