清川村鳥獣保護協会の会長を務める 長澤 徳勝さん 清川村在住 65歳
野生動物との共生に尽力
○…清川村で野生鳥獣の狩猟が11月15日に解禁となった。村の猟区を管理する清川村鳥獣保護協会の会長を務める。会長に就任する際に「遊猟者を増やすこと」を目標に掲げた。「今年は神奈川県猟友会が開く新人ハンター講習会が5月から12月まで4回、清川村猟区で開かれる。この機会に、清川村の魅力も伝われば」
○…1993年に狩猟免許を取得。営んでいた4WD車専門店の常連客に誘われたのがきっかけだった。「クレー射撃から始めて、お客さんが狩猟もやっていた人だったので、いつの間にか狩猟がメインになったと思う」と話す。「趣味で始めた猟だけど、今では日々やることが沢山あって仕事のようになってきた」と、差し出したスマホのカレンダーは予定がぎっしり。
○…生まれも育ちも厚木市。16歳でバイクに魅せられ、高校卒業後は自動車メーカーにメカニックとして就職。しかし「本当は自分でバイク屋がやりたかった」と23歳で独立し、28歳からは4WD車専門店を座間市や厚木市金田で営み58歳で店じまいした。「57歳で働くのを辞めようって決めていたからね。1年延びちゃったけど」。今もバイク4台、4WD車を含め車5台を所有し、「バイクと車好きは変わらない」と笑う。
○…2000年に清川村に移住し、妻と猟犬4頭と暮らす。1頭は高齢のため猟を引退。残り3頭は母娘の屋久島犬で、娘犬2匹はまだ2歳で可愛い盛り。スマホに映し出された愛くるしい姿を見せながら、娘自慢が止まらない。「狩猟は楽しむという目的だけではなく、人間と野生動物とのバランスが取れた関係性を保つためには欠かせない。農作物の被害は清川でも深刻な問題」と話した。
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