独立行政法人国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊として11月下旬からカンボジアに派遣される安茂博章さん(62)が、11月13日に厚木市役所で山口貴裕市長を表敬訪問した。
安茂さんは青年海外協力隊として、過去にマレーシアにも派遣された経験を持つ。今回はカンボジアのジョブセンターで、就業斡旋業務のサポートに携わる。現地の求職者へのサービス向上や日系企業などとの連携強化、組織の認知度向上に向けた活動を行うという。派遣期間は11月26日から2年間。
これまでの知見を生かし、国際協力に対して貢献したいと参加理由を語る安茂さん。「雇用促進や障がい者の就労支援の分野に力を注ぎたい」と現地での活動に向けて抱負を語り、「普通では出会えない人々とつながり、一緒に困難を乗り越え成長して自身も人生の幅を広げていきたい」と意気込んだ。
山口市長は「厚木市民が青年海外協力隊で海外支援することを誇りに思う。健康に留意いただきながら、カンボジア国民のために力を注いでもらえれば」と期待を寄せた。
JICAでは、開発途上国の経済や社会の発展、復興などに協力することを目的に、専門的な技術や経験を持つ人を海外協力隊として派遣している。
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