「第32回木原記念こども科学賞」の受賞者が11月15日に発表され、厚木市立北小学校に通う三橋叶大さん(3年)が小学校低学年の部で神奈川新聞社賞を受賞した。
同賞は身近な動物や植物の不思議な特徴や生きものとのふれあいについての観察、調査、実験、標本などの活動を評価するもので、県内から188作品の応募があった。
三橋さんは今年6月から8月まで、市内を流れる善明川周辺でハグロトンボの生息数を調査した。期間中は最大2m50cmまで伸びる虫取り網を手に、週に1回家族で善明川を訪れた。
採集したトンボに1匹ずつマーキングし、その記録を「ぜん明川にいるハグロトンボの記ろく〜ハグロトンボは何びきいるのか〜(2024年)」と名付けて同賞に提出。その後も調査を続け、11月16日時点で383匹いると結論付けた。母の裕子さんは「研究への熱意に驚かされる」という。
三橋さんがトンボに興味を抱くようになったのは幼稚園のころ。あつぎ郷土博物館で開かれた自然科学講座でマーキングの方法などを学び、今回の研究に応用した。
将来の夢は「昆虫学者か学芸員になって自分の図鑑を出すこと」と三橋さん。「受賞はうれしい」と、笑顔で話していた。
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