神奈川県の「令和6年度歯の衛生に関する図画・ポスター」コンクールの優秀作品が決まり、厚木中学校3年生の杉野森咲衣さんが中学校の部門で最優秀賞を獲得した。杉野森さんの作品は日本学校歯科医会が主催する全国コンクールに推薦される。
同コンクールは、次世代を担う子どもたちに口腔保健に関する理解と認識を高めてもらうことを目的に行われているもの。県歯科医師会をはじめ全国の加盟団体を通じて作品を募り、優秀作品が全国へと推薦される。
県コンクールで最優秀を獲得し、「うれしい。まさか選ばれるとは思わずびっくりした」と杉野森さん。「口の中を描きたくなかった」といい、歯を包み込む少女の姿をポスターカラーで優しく描き、”これからもずっとあなたと共に”というメッセージを添えた。歯が引き立つように、薄い黄色で光の入れ方を工夫したという。
事前に気づいたことをノートにメモするなどしてアイデアを膨らませ、下書きにはアプリも活用。作画に3日間を掛けて完成させた。
子どもの頃から絵を描くのが好きで、過去にも同コンクールに応募したが入賞は果たせなかったという。厚木中学校では美術部に所属。デッサンを学び、模写を重ねることで腕前も上達したといい、昨年は神奈川県の明るい選挙啓発ポスターコンクールで優秀賞。今年は同コンクールのほか第18回中学生人権ポスターでも優秀賞を獲得した。
杉野森さんは「これからも絵を描いていきたい」と笑顔で話した。
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