国境なき医師団として活動する看護師の佐藤太一郎さんが12月11日、母校の厚木市立東名中学校で講演会を行った。
道徳の授業の一環で、命を大切にする心や、国際情勢を理解し安心して生活できることへ感謝の気持ちを持つことを目的に実施。全校生徒187人のほか、地域住民ら約20人が聴講する中、2002年に同校を卒業した佐藤さんが中学時代の話を交えながら活動を報告した。
佐藤さんは、これまでにイラクやパレスチナなど7カ国に派遣。心臓が止まりそうな赤ちゃんに薬や酸素投与をしたくてもできなかった経験や、多数の患者がいる中で、大やけどを負った少年に最良の治療を施すために何ができるか葛藤したという経験談に、生徒らは真剣に耳を傾けていた。
田所俊二校長は「私たちの日常がいかに平和で恵まれた生活であるか、改めて考えさせられた」と話した。
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