神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

厚木清南高校奥平さん(3年) 書道で神奈川県知事賞 「卒業後も続けていきたい」

教育

公開:2025年1月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
県知事賞に輝いた奥平さん
県知事賞に輝いた奥平さん

 JA共済神奈川県小・中・高校生書道コンクールの授賞式が1月11日にランドマークホール(横浜市)で行われ、県立厚木清南高校の書道部に所属する奥平ゆららさん(3年)が最高位の神奈川県知事賞を受賞した。同校書道部から県知事賞を受賞したのは、奥平さんが初めてという。

 このコンクールは小・中・高校生に相互扶助や思いやりの精神を伝えていくとともに、児童・生徒の書写教育に貢献することを目的に実施されている。63回目を迎えた今回は、県内の638校から3783点の応募があった。

 高校生の部は48校(73点)の応募があり、「条幅」と呼ばれる縦136cm・横35cmの書道用紙を使用。2つある課題の中から、奥平さんは「幽懐写竹雲生硯高興画蘭香満箋」の字を選択した。

 今回の課題について「上下左右のバランスを取るのが難しかった」と奥平さん。提出するまでには「自分が納得するまで、70枚以上は書き上げた」という。

 その甲斐もあり、審査員からは「一字一字が丁寧に書かれている。縦長になる字形や旧字体をうまく組み合わせ、リズム感のある全体構成を作っている」と講評された。受賞の知らせを聞いた時は、「とにかくうれしかった。納得するまで頑張って良かった」と喜びのコメントを寄せた。

上の段位めざす

 奥平さんが書道を始めたのは年長の頃から。両親の勧めで、近所の書道教室に通い始めたという。これまでにも複数のコンクールで入賞の実績があり、初段の腕前を持つ。高校2年の時に同校の書道部に入部し、自宅と学校で作品を書き続けてきた。学校で書いた作品を片道約1時間半の自宅へ持ち帰る際には「折り目を作らないよう慎重に運んだ」と、見えない苦労もあったそうだ。書道の魅力を「上達が目に見えて分かり、頑張った分だけ結果が出るところが良い」と話す。

 今年3月に卒業を控え、4月からは看護師の専門学校に進学するという奥平さん。環境の変化が予想されるも、「書道を続けていくか」という問いに対して「高校卒業後も続けていきたい。現在より上の段位を目指して頑張ります」と、笑顔で話していた。

受賞作品
受賞作品

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

救急出動が過去最多

厚木市消防本部

救急出動が過去最多

初の1万4千件超え

1月17日

書道で神奈川県知事賞

厚木清南高校奥平さん(3年)

書道で神奈川県知事賞

「卒業後も続けていきたい」

1月17日

防災力強化と子ども・高齢者支援

愛川町長新春インタビュー

防災力強化と子ども・高齢者支援

小野澤豊 愛川町長

1月10日

夢と希望に満ちた清川へ

清川村長新春インタビュー

夢と希望に満ちた清川へ

岩澤吉美 清川村長

1月10日

各地で二十歳の門出

厚木・愛川・清川

各地で二十歳の門出

3自治体で2,620人

1月10日

「厚木新時代」へ挑戦の年

山口市長インタビュー

「厚木新時代」へ挑戦の年

市民満足、誇り溢れる街へ

1月1日

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月17日0:00更新

  • 1月10日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook