厚木市交通安全の会連絡協議会の会長を務める 眞鍋 あゆみさん 厚木市林在住 46歳
「母の目」で登下校見守る
○…真新しいランドセルを背負った新1年生が登下校するようになる4月は、いつも以上に児童の見守りに熱が入る。「1年生にとって、家と学校の往復はドキドキの連続。ドライバーの皆さんに安全運転をお願いするだけでなく、子どもたちにも『自分の身は自分で守る』ことの大切さを伝えたい」。13地区・約230人の会員と共に、地域の交通安全を陰日向から見守る。
○…会の役員を務めていたママ友に乞われて7年前に入会した。当時2人の娘は小学生と中学生。朝の立哨に向かうため、娘よりも早く家を出て交差点や横断歩道で黄色い旗を振った。元気良くあいさつしてくれる児童も多い中、「6年生くらいになると思春期でちょっと澄ました感じになっちゃって。そういうところで成長を感じられるのもうれしい」とほほ笑む。
○…自転車での行動範囲が広がる小学3〜6年生に向け、会では自転車ルールを学んだ児童に「自転車免許証」を交付する取り組みを続けている。これまでに5校で行い、約80人が免許証を受け取った。「誇らしそうにランドセルに付けてくれる子もいてやりがいを感じる。講習をきっかけに、親子で交通安全について考えてもらうきっかけになれば」。いつの日か厚木の全児童に免許証を手渡すことが目標だ。
○…働き方や男女の役割の多様化を受け、23年度に「交通安全母の会」から改称して男性会員も受け入れている。自転車用ヘルメットの着用努力義務など道交法も時代と共に変化する中、地域の交通安全への思いは強い。「家でも子どもたちと自転車の乗り方について話すことがある。でもお年頃の女子は前髪命。ヘルメットをかぶってくれるのはまだ先かな」と気をもむ日々だ。
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