意見広告・議会報告
令和7年 第2回会議の報告 地域防災力の強化を 厚木市議会議員 津森えりか
昨年9月1日に予定されていた厚木市総合防災訓練が台風10号による被害想定対策のために中止となりました。
市内には214の自主防災隊がありますが、熱中症対策として日程をずらして訓練を行なったところが27団体、台風での中止を受け日程を変更して行なったところが7団体。約84%の防災隊で年に一度の訓練が中止となりました。
いつ起こるか分からない災害に対応するためには、取るべき行動を思い出す機会が大切です。今回のように総合防災訓練が中止になった場合でも、年に一度は訓練を実施するよう呼びかけていく考えはあるか伺ったところ、議会答弁で前向きな回答をいただきました。
また、本市でも災害に向けた対策が進められていますが、公助は届くのに一番時間がかかると言われています。共助力を高めるためには、発災時の実際の動きを地域住民がどれだけシミュレーションできているかが重要です。本市では、カードを使い避難所で起こる様々な出来事に対処する擬似体験ができる避難所運営ゲームHUGを保有しており、地域での防災訓練等で使用することができます。
また議会答弁の中で、来年度から各避難所においてファーストミッションボックスの導入が進められることが分かりました。避難所に集まった住民自らが誰でも避難所を開設・運営できるよう、初めに(ファースト)やるべき任務(ミッション)を記載した手順書と最低限必要となる資材を入れた箱(ボックス)です。これらはご自身の地域の実践的な避難所運営訓練に是非活用していただきたいツールです。平時での訓練で共助力を高めていきましょう。
学用品再利用への取り組みを
文科省の学費調査によると、保護者が子どもの学校教育や学校外活動のために支払った金額は直近2年間で小学校が3万円、中学校が5万円と上昇しており、物価上昇のために今後さらに上昇していくことが予想されています。
そんな中、各家庭での購入が本当に必要なのか、学校などで再利用できるものはないか、不用品を譲り合いリユースを促す仕組みや機会を作ることができないか、各地で学用品の在り方自体を見直す動きが出てきています。
学用品のリユースは保護者の経済的負担の軽減、廃棄物を減らすことで環境面への配慮、物を大切に使う心を育み、次の世代へと地域内で循環させていく活動につながります。本市でも先生方に新たな負担をかけずに、子どもたちを取り巻く様々な協力関係のもと、リユースの取り組みが進んでいくことを期待しています。
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ロボット企業交流拠点ロボリンク神奈川県の「さがみロボット産業特区」の取組みで生活支援ロボット発展へ https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0604/robolink/index.html |
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