温水西地区 揺れる学区 再編成委員会による区域変更の議論続く
厚木市教育委員会の付属機関で、市内小中学校長やPTAの代表らで組織される小中学校通学区域再編成委員会。同委員会では現在、温水西1丁目・2丁目の中学校通学区域変更に関する議論が行われている。11月7日(月)の会合では、同地区の現地視察が行われる。
現在の温水西1丁目・2丁目の通学区域は小学校が毛利台小学校、中学校は南毛利中学校となっている。毛利台小の学区は大半が玉川中の学区と重なるため、ほとんどの児童はそのまま玉川中へ進学する。一方で温水西1丁目・2丁目は南毛利中へ進学する。
これらの地区では平成13年、人口増加に伴う学区再編が行われ、小学校区は南毛利小から毛利台小へ変更された。だが、中学校に関しては当時同地区の旧南毛利村としての地元意識が高かったことから、関係者や保護者の要請も踏まえて、南毛利中のまま据え置きになっていた。
その後、市教育委員会では昨年改めて同地区の住民らの現状を調査した。その結果、実際には同地区に住む毛利台小学区の世帯の約8割以上が、特例での指定学校変更の制度を利用し玉川中へ進学。”ねじれ”の状態にあることが明らかになった。また、住民の地元に対する考えも変わり「自然の流れに沿った学区の再編でいいのでは」との意見もあるようだ。
こうした現状を踏まえ、教育委員会は再編成委員会に対し、同地区の学区変更に関する議論を要請。昨年度から再検討が始まり、市では今後、再編成委員会に学区変更に関する諮問を行い、回答を求める。
教育委員会はこの件に関して「再編成委員会での議論の結果を踏まえた上で、事務手続きを進めていきたい」とコメントしている。
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